【SAA-C01】AWS SAAの合格と勉強法について

1. はじめに

クラウド周りを一通り知っておきたいなと思いのもと、GWの自粛期間を利用しつつ、
AWSの勉強と認定資格(SAA-C01)を受験してきました。
無事、SAAに合格しましたので、勉強法やら感想を書いておきたいと思います。
(もう何番煎じかわかりませんが、勉強法はあればあるほど越したことはないと思いますので。。)

なお、今回は旧verであるSAA-C01を受験しました。
新verであるSAA-C02に関しては、情報が少なかったのと、
会社から奨励金が出るのは古い方だったため見送りました。。
(新しい方が奨励金対象になるのは9月以降になるとか)
ただ、受験者の声を聞く限り、SAA-C01と対策は同じなようです。

スコアに関しては以下の通りでした。

試験結果

aws

スコアは881点と比較的余裕を持って合格できました。
本当は900点代にのってるかなと思いましたが、そんなに甘くないようです。。

2. 受験前の知識

AWS SAAを勉強する前、私自身のステータスは以下の通りです。

  • 基本情報技術者レベルのIT知識は持っている
  • 業務でAWS利用経験は1ヶ月ほどあった
    • 触ったサービスは、S3、EFS、IAM、EMR、Redshiftがメイン
    • 上記サービスで色々検証してた(自分で1から立ち上げてたわけではない)
  • データエンジニアとしてのバックグラウンド
    • オンプレで動いている一連のデータ処理システムについての理解
  • ネットワークは苦手

ネットワークがめちゃ苦手ですが、基本的なITスキルはありました。
また、データエンジニアとしての背景もあり、DB関係のサービスなどの理解はスムーズだったと思います。

受験をした感じ、基本的なITスキルやネットワーク知識はあった方が良いなと感じました。
この辺りの知識がない場合は、先にそちらを勉強しAWSに望んだ方が良いのかなと思いました。
例えば、ELBのサービスを1つ取ってみても、ALBはレイヤー7、NLBはレイヤー4の負荷分散を
行うと言われても、NW知識がなければレイヤー??となると思いますので。

3. 勉強時間と使用教材

合格にあたり、それまでの時間と学習教材をここで書いておきます。

3.1 勉強時間

今回、合格までに費やした勉強時間は、30時間程度でした。
GWの自粛期間を利用して、集中的に勉強した感じです。

他の合格者の勉強時間を見ると、大体30~50時間が多い印象を受けました。
中には、8時間で受かった人とかもいるみたいで。。
まぁ、勉強時間については、概ね想定通りでしょうか。

基本的に、30~50時間の勉強時間は確保しておいた方が良いかなと思いました。

3.2 使用教材

使用した教材は次の3点です。

  1. AWS試験対策のUdemy講座
     
      aws2
    AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト試験突破講座
     
    言わずと知れたUdemyのAWS講座ですね。
    内容はAWSサービスの理論解説とハンズオンとなっています。
    最後には3つの模擬試験がついていたりとボリューミーな構成です。
     
    基本的に2倍速で進めて1周目を終わらせ、
    2週目で気になるハンズオン部分を取り組んでいくスタイルでした。
    1週目の段階は、ハンズオンに取り組まず講義内容に集中していました。
    どんなサービスがあるのか、名称と役割を紐づけて覚える感じです。
    例えば、S3ならオブジェクトサービス、CroudFrontはCDNサービスなど。
     
    細かい仕組みや設定などは、講義後に後述する書籍で確認して理解に努めました。

  2. アクセンチュアのAWS試験対策本
    アクセンチュア株式会社の有名?講師が書いたAWS対策本です。
    アクセンチュアの人が書いただけあり、かなり詳しく要点が整理されており、
    とてもわかりやすかったです。
    尚且つ、AWS認定試験で聞かれそうなことに焦点を当てて解説されているため、
    実際の試験でもかなり役に立ちました。
    EC2インスタンス立ち上げたけどssh接続できない原因や、S3のストレージごとの使い分け、
    サービスの課金タイミング、仕組みなどなど。
     
    Udemy講座を見る→該当サービスを本で確認するみたいな学習を行ってました。

  3. Udemyの模擬試験
     
      aws2
    AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
     
    引き続きUdemyの講座で、こちらは6回分の模擬試験問題集となっています。
    5回分がSAA-C01向け問題、残り1回分がSAA-C02向け問題の構成です。
    今回、SAA-C01受験のため、5回分を2週程度解きました。
    最終的な正答率は90%程度です。
     
    高難易度となっており、難しめの問題集で細かいサービスや設定などが聞かれてきます。
    実際に受けた本番よりは少し難しめな感じでしたが、この問題集をやっていたおかげで、
    比較的楽に試験に望めた気がします。
       
    学習方法としては、間違いた問題の解説を読む、他の選択肢がどこが間違っているか、
    問題文や選択肢の中のキーワードやサービスについてどういう意味だっけ、みたいなのを
    潰していくなどをやっていました。

以上3つが試験に当たって使った教材でした。
基本的に1回で理解しようとせず、まずは全体を眺め切るように意識していました。
2回目で精読したり、問題を解きながら覚えていったりする感じです。
大事なのは何度も繰り返すことで、そこが定着の鍵なのかなーと思います。

4. 受験

受験会場は、銀座CBTS歌舞伎座テストセンターでした。
前に調べた感じだと、試験管とのやりとりなどがあるとのことでしたが、
ここでは特にありませんでした。
流れとしては、入り口で身分証明書2点提出後、荷物を預けて、パソコンがある試験部屋に入り、
試験を行うといった感じです。
 
で、身分証2つのうちの一つは、免許証やパスポートみたいな顔写真と住所付きの
政府発行の身分証明書が必須なのですが、自分はどちらも持っておらず、、
そのため、この受験のためにマイナンバーカードを事前に申請して受け取っていました。
受験時間よりも身分証を用意する時間の方が多かったです。。

受験自体はスムーズに行うことができ、結果は最初に述べたとおり、
余裕を持って合格できました!

5. 最後に

AWS-SAAの受験を通して、幅広くAWSのサービスやクラウド環境を知ることができました。
今回は知識の獲得をメインでやっていて、構築をあまり行ってないため、
ボチボチやって行こうかなと思っています。
具体的には、このブログをAWS環境に移設するとか。。

また、自分自身がデータエンジニアという立場のため、今度はそこらへんの領域が範囲である、
AWS認定データ分析(旧認定ビッグデータ)を受けようかなと思います。
こちらも奨励金が出るのは古い方なので、旧試験で望もうかなと思っています。

話がややずれてしまいましたが、クラウドの知識を取得したい、AWSについて知りたいと、
思っている人は、AWS-SAAの受験をおすすめします!